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初級化粧品成分解説【グリチルリチン酸2K】とは

化粧品成分

グリチルリチン酸2Kは敏感肌の救世主!

先に結論

スキンケア品に配合される場合

  • ニキビやアトピー性皮膚炎、かぶれなどの炎症を抑える。
  • 抗菌作用があり、菌の繁殖を抑制する。

医薬品だと目薬や喉の炎症抑える薬で使用されている成分ですね。化粧品では赤みを抑えるために配合されます。

 

ヘアケア品に配合される場合

  • 頭皮の炎症を抑え、フケやかゆみなどのトラブルを改善する。
  • 頭皮の血行を促進し、毛根に栄養を供給する

育毛剤などに使用され、頭皮の炎症を抑えることで、健康な髪を育てる土台を作ります。

 

グリチルリチン酸2Kとは

グリチルリチン酸2Kとは、グリチルリチン酸の二カリウム塩のことです。

グリチルリチン酸は、甘草の根から抽出された成分で、甘味料や医薬品にも使われています。グリチルリチン酸は水に溶けにくいので、カリウム塩の形にして水に溶けやすくしたのがグリチルリチン酸2Kです。

 

グリチルリチン酸2Kの効果とは

グリチルリチン酸2Kには、抗炎症、抗アレルギー、刺激緩和などの効果があります。これらの効果は、以下のようなメカニズムで発揮されます。

  • 抗炎症:グリチルリチン酸2Kは、炎症を引き起こす物質であるプロスタグランジンE2の産生を抑制します。プロスタグランジンE2は、紫外線や刺激によって皮膚に発生し、血管を拡張して赤みや熱感を引き起こします。グリチルリチン酸2Kは、このプロスタグランジンE2の発生を防ぐことで、炎症を抑えることができます。

  • 抗アレルギー:グリチルリチン酸2Kは、アレルギー反応に関与する酵素であるヒアルロニダーゼの活性を阻害します。ヒアルロニダーゼは、皮膚の隙間に存在するヒアルロン酸を分解する酵素で、ヒアルロン酸が減ると皮膚のバリア機能が低下します。グリチルリチン酸2Kは、ヒアルロニダーゼの働きを抑えることで、ヒアルロン酸を保護し、皮膚のバリア機能を高めることができます。

  • 刺激緩和:グリチルリチン酸2Kは、皮膚の神経伝達物質であるサブスタンスPの放出を抑制します。サブスタンスPは、痛みやかゆみを感じる信号を脳に伝える物質で、皮膚が刺激を受けると放出されます。グリチルリチン酸2Kは、このサブスタンスPの放出を減らすことで、痛みやかゆみを和らげることができます。

 

グリチルリチン酸2Kの安全性とは

グリチルリチン酸2Kは、医薬品としても使用されており、安全性も高い成分です。

ただし、グリチルリチン酸2Kは、甘草の成分であるため、甘草にアレルギーがある方は注意が必要です。また、グリチルリチン酸2Kは、皮膚のpHを上げる作用があるため、弱酸性の化粧品と併用すると効果が減少する可能性があります。

そのため、グリチルリチン酸2Kを含む化粧品を使用する場合は、他の化粧品との相性を確認することがおすすめです。

 

まとめ

グリチルリチン酸2Kは、抗炎症、抗アレルギー、刺激緩和などの効果があり、肌荒れや敏感肌におすすめの化粧品成分です。

グリチルリチン酸2Kは、医薬品としても使用されており、安全性も高いとされています。ただし、甘草にアレルギーがある方や、弱酸性の化粧品と併用する場合は注意が必要です。

グリチルリチン酸2Kを含む化粧品を使用することで、肌の炎症や刺激を抑えて、健やかな肌を保つことができます。

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