ジメチコンは肌にも髪にも良い成分!安全性についても解説!
ジメチコンという成分をご存知でしょうか?化粧品やヘアケア製品によく配合されているシリコーンの一種です。
ジメチコンはなめらかな感触やツヤを与える効果がありますが、その一方で毛穴の詰まりや髪のダメージの原因になるというリスクもあります。
では、ジメチコンは本当に肌にも髪にも良いのでしょうか?その効果について解説します!
先に結論
スキンケア品に配合される場合
- べたつきを抑え、のびを良くする。
- 肌に皮膜を作り、水分の蒸発を防ぐ。
保湿力を高めながら、さらっとした使用感を実現できます。
ヘアケア品に配合される場合
- キューティクルを整え、毛髪にツヤを出し、サラサラにする。
- 髪を覆うことで、外部刺激から守る。
毛髪をケアするには非常に良い成分です。ツヤのある美しい髪を作りましょう。
ジメチコンとは?
ジメチコンは、シリコンと酸素を骨格とする化合物で、直鎖状の重合体です。
化粧品表示名としては重合度にかかわらず「ジメチコン」と表示されますが、医薬部外品表示名としては、平均重合度が3-650のものを「メチルポリシロキサン」、650以上のものを「高重合メチルポリシロキサン」と区別しています。
ジメチコンの物性としては、低粘度のものは揮発性であり、高粘度のものは不揮発性であり、屈折率が高いことが特徴です。屈折率が高いということは、光を反射し、光沢(ツヤ)が出るということになります。
ジメチコンの効果・効能
ジメチコンは、スキンケア品やヘアケア製品に配合されると、以下のような効果が期待できます。
- 基剤として:ジメチコンは油性基剤として、他の成分のべたつきを抑え、のびを良くします。また、皮膚に皮膜を形成して水分の蒸発を防ぐことで、保湿効果もあります。
- ヘアコンディショニングとして:ジメチコンは毛髪表面に被覆されることで、ツヤ・光沢、櫛通り性、なめらかさをだします。特に損傷したキューティクルを平らに寝かせ、毛髪のツヤを出して、サラサラにする効果があります。
- 溶剤として:ジメチコンは紫外線散乱剤などの無機顔料の表面を改質することで、分散性や安定性を高めます。これにより、日焼け止め製品などの白浮きやムラを防ぐ効果があります。
ジメチコンの安全性
ジメチコンの分子量は大きいため、肌に吸収される可能性は低く、皮膚刺激性やアレルギー性もほとんどありません。
ジメチコンが毛穴の詰まりの原因になるという心配もありますが、ジメチコンは他の閉塞性のある物質と比べるとあまり重さはありません。
ジメチコンは毛穴の詰まりの原因になると考えにくくむしろその軽い質感の特性により、ニキビが改善されることあります。
ジメチコンは油性のため、水で落とすことができないという問題もありますが、これはシャンプーで洗えば、簡単に落とすことができます。
ただし、硫酸塩は洗浄力が強く髪がパサつくというデメリットもあるので、アミノ酸系のシャンプーで優しくケアする方が良いでしょう。
1週間に1度スペシャルケアとして、クレンジングシャンプーなどでリセットする事も良いです。
まとめ
ジメチコンは、化粧品やヘアケア製品に配合されると、なめらかな感触やツヤを与える効果があります。
ただし、髪に蓄積すると乾燥や切れ毛の原因になることもあるので、適切に洗い流すことが大切です。
ジメチコンを含む製品を使う際は、自分の肌や髪の状態に合わせて選ぶようにしましょう。
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