初級化粧品成分解説【ヒアルロン酸】とは

化粧品成分

ヒアルロン酸は肌に必要な成分!ヒアルロン酸化粧品の効果を解説!

ヒアルロン酸は私たちの肌にもともと存在する成分で、肌のうるおいや弾力を保つために欠かせないものです。

しかし、ヒアルロン酸は加齢や紫外線などの影響で減少してしまいます。その結果、肌は乾燥やシワ、たるみなどの老化現象に見舞われてしまうのです。

ヒアルロン酸を補給する方法のひとつが、ヒアルロン酸が配合された化粧品を使うことです。高い保湿力を持つヒアルロン酸は、肌につけると肌の表面にとどまり、たくさんの水分をかかえこんで保湿することができます。

 

先に結論

スキンケア品に配合される場合

  • 保湿効果があり、乾燥によるシワやたるみを防ぐ。
  • 肌のバリア機能が強化し、肌トラブルや敏感肌を改善する。
  • 肌の角質層まで浸透し、肌の内側からもうるおいを与える。
1gで6Lもの水を保持できることで有名ですが、非常に保湿力の高い成分です。
 

ヘアケア品に配合される場合

  • 髪に潤いを与え、乾燥によるパサつきやゴワつきを防ぐ。
  • キューティクルを保護し、髪のツヤやハリを出し、枝毛や切れ毛を防ぐ。
  • 髪の内部に水分を補給することで、コシやハリを与える。
  • 頭皮の乾燥を防ぎ、フケやかゆみを抑制する。
保水力が高いので、しっとりしたまとまる髪に仕上がります。
 

スキンケアにおけるヒアルロン酸の役割とは

ヒアルロン酸のスキンケア化粧品における効果は、以下のとおりです。

  • 保湿効果:1gで6Lもの水を保持できるといわれています。そのため、ヒアルロン酸化粧品を使うと、肌にたっぷりの水分を与えることができます。水分が豊富な肌は、うるおいやハリがあり、乾燥による小じわやたるみを防ぐことができます。

  • 保護効果肌の表面にとどまり、水分を逃がさないようにする保護膜をつくります。そのため、ヒアルロン酸化粧品を使うと、肌を外部の刺激や乾燥から守ることができます。肌のバリア機能が強化されると、肌トラブルや敏感肌の改善にもつながります。

  • 浸透効果:肌の角質層まで浸透することができます。そのため、ヒアルロン酸化粧品を使うと、肌の内側からもうるおいを与えることができます。また、ヒアルロン酸は、他の美容成分の浸透を助ける働きもあります。そのため、ヒアルロン酸化粧品と一緒に使う化粧品の効果も高めることができます。

 

ヘアケアにおけるヒアルロン酸の役割とは

ヒアルロン酸のヘアケア化粧品における効果は、以下のとおりです。

  • 保湿効果:水1gあたり約6gもの水分を保持できる非常に高い保湿力を持つ成分です。髪の毛に潤いを与え、乾燥によるパサつきやゴワつきを防ぎます。

  • ダメージ補修:髪の毛のキューティクルを保護し、ダメージによる髪の内部の空洞を埋めてくれます。これにより、髪のツヤやハリが蘇り、枝毛や切れ毛を防ぎます。

  • コシ・ハリ:髪の毛の内部に水分を補給することで、コシやハリを与えます。

  • 頭皮環境改善:頭皮の乾燥を防ぎ、フケや痒みを抑制する効果があります。

 

ヒアルロン酸化粧品の選び方とは

ヒアルロン酸化粧品を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

ヒアルロン酸には、大きさや浸透力に違いがあるいくつかの種類があります。化粧品には、主にヒアルロン酸Na(ナトリウム)、アセチルヒアルロン酸、加水分解ヒアルロン酸の3種類が使われています。

ヒアルロン酸Na:肌の表面にとどまり、保湿や保護の効果が高い。
アセチルヒアルロン酸:肌の表面と内側の両方に浸透し、保湿や浸透の効果が高い。
加水分解ヒアルロン酸:肌の内側に浸透し、保湿や弾力の効果が高い。

これらのヒアルロン酸は、それぞれの特徴を生かして、複数種類配合されている化粧品が理想的です。

ヒアルロン酸だけでなく、他の保湿成分も配合されている化粧品を選ぶと、より高い保湿効果が期待できます。

代表的な保湿成分には、セラミド、コラーゲン、エラスチン、グリセリン、糖類、アミノ酸などがあります。

これらの保湿成分は、ヒアルロン酸と相性が良く、肌の水分量や弾力を高めることができます。特に、セラミドは、肌のバリア機能をサポートする成分で、乾燥や敏感肌におすすめです。

 

まとめ

ヒアルロン酸は、肌に必要な成分で、保湿や保護、浸透の効果があります。

ヒアルロン酸化粧品を使うことで、肌のうるおいやハリを保つことができます。

ヒアルロン酸化粧品を選ぶ際には、ヒアルロン酸の種類や保湿成分の種類、肌へのやさしさに注意しましょう。

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