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初級化粧品成分解説【ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシン】とは

化粧品成分

カラーの褪色を防ぐ洗浄剤、ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンとは

今回は、カラーの褪色を防ぎながら髪を洗えるという、洗浄剤についてご紹介します。

その洗浄剤とは、ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンという成分です。

 

先に結論

スキンケア品に配合される場合

  • あまり使用されません。

ヘアケア品に配合される場合

  • 肌や髪への負担を抑えながら、汚れをしっかり洗浄する。
  • 髪を柔らかくし、指通りを良くする。
  • 髪の静電気を抑え、まとまる髪にする。
  • ヘアカラーの色落ちを防ぎ、鮮やかな発色をキープする。
シャンプーに配合するとヘアカラーの色落ちを軽減し、柔らかな仕上がりとなります。
 

ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンとは何か?

ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンとは、アミノ酸系の両性界面活性剤です。

両性界面活性剤とは、製品のpHによって親水基がプラスやマイナスに帯電する、2つの特徴を併せ持つ界面活性剤です。 要は、洗うこともトリートメントすることもできる界面活性剤、というような特徴を持ちます。

両性界面活性剤の中では比較的洗浄力が高い方で、しっかり洗えて泡も立つ、主洗浄剤として機能できる活性の強さが特徴です。

 

ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンの役割

ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンには、以下のような効果があります。

  • 洗浄力と低刺激性を両立: 肌や髪への負担を抑えながらも、汚れをしっかり洗浄することができる。
  • 優れた起泡性: ふんわりとした泡立ちで、洗い心地を良くする。
  • コンディショニング効果: 髪を柔らかくし、指通りを良くする。
  • 静電気防止効果: 髪の静電気を抑え、まとまりやすい髪へと導く。
  • 染色毛の色落ち抑制: ヘアカラーの色落ちを防ぎ、鮮やかな発色をキープする。
カラーの褪色を抑制する効果は、染色毛にとって非常に嬉しいですね。特に髪を暗くした場合などに、どうしても硬いタッチに仕上がりがちですが、この洗浄剤を利用することにより柔らか仕上がりとなります。

 

ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンの注意点は?

ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンは、一見すると主役の洗浄剤として振る舞える能力を持つ洗浄剤ですが、両性界面活性剤という特徴から多量に使うと肌への刺激性が高くなる恐れがあります。「両性」の「陽イオン」の方の作用が肌にはデメリットとなり、刺激となるためです。

うまく他の界面活性剤と調和してデメリットの部分が減らすことが大事ですが、あからさまにこの成分単体で使われているシャンプーには気をつけましょう。カラーリング毛の退色を防ぐために、あくまでも追加成分の一つとして考えましょう。

まとめ

この洗浄剤は両面活性剤であり、カラーの褪色を防ぐだけでなく、髪の柔らかさや指通りも改善する効果があります。ただし、多く使うと肌に刺激を与える可能性があるので、他の洗浄剤の補助として使用されているものを選んでください。

少なくとも成分表示の4番目以降くらいのものが良いです。

カラーリングをした髪のお手入れに、ぜひ試してみてください。  

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