洗顔はスキンケアの事前準備！すすぎが重要？洗顔の正しい使い方を解説！

毎日しっかりとスキンケアをしているのに、毛穴が目立つ、ニキビがなおらない。

こんな経験をしている方も少なくないはずです。

 

実は、肌トラブルの原因は「間違った洗顔」にあるかもしれません。

「正しい洗顔ってどうやるの？」
「自分の肌に合った洗顔料は？」

このページでは洗顔の重要性と正しい洗顔方法を解説します。

 

洗顔は肌をリセットし、本来の美しさを取り戻すための大切なステップです。

 

洗顔の役割は肌のリセット

 

洗顔とクレンジングの違い

「洗顔」と「クレンジング」、どちらも肌を清潔に保つために欠かせないものですが、一体どこが違うのでしょうか？

落とすことのできる汚れについて解説します。

 

洗顔

洗顔は汚れと水が混ざり合う状態を作り、水で洗い流せるようにします。

 

クレンジング

クレンジングはメイク汚れや皮脂をオイル成分でなじませ、洗顔で洗い流せるようにします。

クレンジングが肌に残ることにより発生する肌トラブルを予防するために、クレンジングの後に必ず洗顔を行ってください。

 

【初心者向け】クレンジングの解説はこちら

 

洗顔料の種類と選び方について

洗顔料の種類について6種類解説します。

どの肌タイプに最適かも紹介しますので、洗顔を選ぶ時の参考にして下さい。

 

【初心者向け】肌タイプの確認方法はこちら

 

洗顔料の種類

フォームタイプ（泡洗顔）

おすすめの肌質：全ての肌タイプ

泡状の洗顔料で、手軽に使えるため、忙しい朝の洗顔にも適しています。

また、泡で出るので肌に優しく、摩擦を減らして洗うことができます。

 

丁寧なスキンケアをしていると、複数のケアに時間を使ってしまい、毎日の習慣にすることが難しいです。

継続は非常に重要なポイントなので、スキンケアを簡単にすることは、美しい肌を育てるためには大事です。

 

クリームタイプ（洗顔フォーム）

おすすめの肌質：脂性肌、しっかりメイク後

クリーム状の洗顔料で、泡立てて使用します。

洗浄力が非常に高く、汚れだけでなくメイクまで落とせるものがあります。

 

お店でもよく見るタイプですが、皮脂を落としすぎる傾向があるので、優しい成分のものを使用してください。

洗顔とメイク落としを同時にできる為、時短で簡単にスキンケアをすることができます。

 

ジェルタイプ

おすすめの肌質：乾燥肌、混合肌

透明ジェル状の洗顔料で、泡立てずに使用します。

洗浄力がマイルドで、ジェルが肌への負担を抑えます。

 

特に注意してほしいことがあり、すすぎが難しく肌に洗顔料が残ってしまうことです。

残った洗顔料は肌トラブルの大きな原因となります。

 

ミルクタイプ

おすすめの肌質：乾燥肌、敏感肌

ミルクのような白っぽい液状の洗顔料で、泡立てて使うタイプです。

洗浄力が優しいものが多く、洗顔後も潤いを確保できることが特徴。

 

デメリットに洗浄力が低いと説明しましたが、事前にクレンジングをすることでカバーできます。

クレンジングの後であればミルクタイプでも落とせますので、おすすめの組み合わせです。

 

パウダータイプ

おすすめの肌質：普通肌、脂性肌、混合肌

粉状の洗顔料で、水と混ぜた後に泡立てて使います。

角質、毛穴ケアに特化したものが多く、肌のトーンアップ効果があることが特徴。

酵素の力で古い角質をケアできるので、週に1度のスペシャルケアとして使うのが良いです。

乾燥肌や敏感肌の人は角質が少なくなっていますので、別の洗顔料を使用してください。

 

せっけんタイプ

おすすめの肌質：脂性肌

固形の洗顔料で、泡立てて使うタイプです。

洗浄力が非常に高く、価格が非常に安いのが特徴。

 

安く手に入りますが、皮脂を取りすぎたりpHの影響で肌が敏感な状態になってしまいます。

どうしても使用したい場合は、敏感肌向けの肌がつっぱらない使用感のものを選んでください。

 

肌タイプ以外の洗顔料の選び方

肌タイプの他に、以下の要素も選び方のポイントとなります。

肌状態とあわせて最適な洗顔料を選ぶことが大切です。

 

成分に注目した選び方

洗顔料を選ぶ際には、成分にも注目してください。

また、敏感肌の人は、無香料、アルコールフリーなど、肌への刺激が少ないものを選びましょう。

洗顔後にヒリヒリしたりかゆみが出たら、すぐに使用を中止しましょう。

 

季節や環境に合わせた選び方

肌の状態は季節や環境の変化によっても変わります。

特に夏場は紫外線対策としてＵＶケアをしていますので、耐水性の高いＵＶケア成分を落とすために洗浄力が強めの洗顔料を選ぶことが必要です。

また、夜と朝でも使い分けると丁寧なケアができます。

 

【初心者向け】紫外線対策（UVケア）解説はこちら

 

泡立てやすさもチェックする

洗顔時に肌への摩擦を減らすためには、洗顔料の泡立てやすさも重要です。

購入するまでは泡立ちやすさはわかりませんが、泡立てネットを使うことで、だれでも簡単に泡を作れます。

 

フォームタイプ（泡洗顔）であれば、泡で取り出せるので泡立ても時短できます。

 

正しい洗顔方法と手順

ここからは少し丁寧な洗顔方法を解説します。

スキンケアは洗顔も保湿も、丁寧にやるほど効果が高まります。

意識するだけで肌への負担は減少し、肌トラブルを軽減できますので、知識だけでも知っておいてください。

 

洗顔の基本ステップは下記の手順です。

重要なポイントについて初心者向けに解説していきます。

 

洗顔料の泡立て方と適量

洗顔料を泡立てることで、摩擦を減らし、肌への負担を軽減することができます。

 

弾力があり、逆さにしても泡が垂れないくらいの固さの泡を作れることが理想です。

泡立てる際は洗顔用ネットを使うと、時短で濃密な泡を作ることができます。

泡を顔にのせるときは、手のひらで肌にこすりつけず、泡で顔を包み込むようにして洗ってください。

 

洗顔の順序

顔の中でも皮脂の分泌量は異なります。

特にTゾーン（額、鼻、あご）は皮脂が多く、汚れが落ちにくいため注意して洗顔を行ってください。

 

特に輪郭や髪の生え際は忘れがちなので、意識して洗いましょう。

髪の生え際は頭皮・髪の汚れも付着しているので、しっかりと汚れを落とすことがポイントです。

指の腹で優しくなでるように洗ってください。

 

洗顔の適温とすすぎ方法

32〜34度程度のぬるま湯が適温です。

熱すぎる水は肌を乾燥させる原因になります。

 

すすぎ残しがないよう、特に髪の生え際や鼻の周り（小鼻の部分）に注意しましょう。

洗顔料は思ったよりも顔に残っており、「長すぎるかな？」と思うくらいすすぐくらいでちょうど良いです。

肌に残った洗顔料は、肌トラブルの大きな原因となりますので注意してください。
※毛穴つまり、ニキビ、乾燥など

 

洗顔後の水分拭き取りと保湿

タオルで軽く押さえるように水分を拭き取ります。

ゴシゴシと擦らないよう注意しましょう。

 

洗顔後は肌が乾燥しやすいため、すぐに化粧水や乳液などで保湿を行います。

肌が湿っている間に保湿することで、より効果的に水分を閉じ込めることができます。

 

洗顔時の注意点

洗顔に関する注意点をまとめます。

 

すすぎ残しのリスク

• 毛穴の詰まり: 洗顔料が毛穴に残ると、皮脂や汚れと混ざり合い、毛穴を詰まらせてしまいます。
  ➡黒ずみや毛穴開きの原因

• ニキビ: 洗顔料の成分が肌に残留すると、肌のバリア機能を損ない、ニキビの原因となります。
  ➡その後のスキンケアが無駄になる

• 乾燥：肌のバリア機能を失うと、肌が乾燥した状態となります。
  ➡乾燥した肌は老けて見える原因

 

洗顔後の肌を保湿しないリスク

洗顔後の肌は、皮脂や汚れが落ちて清潔な状態ですが、同時に肌の水分も失われやすい状態になっています。

そのため、洗顔後のケアを怠ると、肌は乾燥しやすくなり、バリア機能の低下を招きます。

• 乾燥：洗顔後すぐに保湿しないと、肌の水分が蒸発し、乾燥してしまいます。
• バリア機能の低下：適切な保湿ケアをしないと、肌のバリア機能を低下させます。

 

洗顔後に行うべきこと

洗顔後の保湿は、美しい肌を維持するために非常に重要です。

綺麗にした肌に栄養を与え、保湿することで水分を保持できるようにしましょう。

洗顔によって皮脂や汚れを落とすと、肌の必要な水分や油分も失われるため、そのままにしておくと肌が乾燥し、バリア機能が低下してしまいます。

 

保湿の重要性

• 乾燥防止: 洗顔後の肌は一時的に水分量が減少しています。水分がどんどん蒸発し、肌がカサついてしわやたるみの原因になります。
• バリア機能の維持: 肌のバリア機能は、水分と油分のバランスが重要です。洗顔後は油分が無い状態で、外部からの刺激に対して肌が無防備になり、肌荒れや炎症を引き起こしやすいです。
• 肌のターンオーバーの促進: 適切な保湿は、肌のターンオーバー（新陳代謝）を促進します。古い角質が正常に剥がれ落ち、新しい肌が生まれることで肌トラブルが予防できます。

 

洗顔後のスキンケアステップ

 

初心者におすすめ洗顔方法

初心者の方は、私のおすすめ洗顔方法を試してみて下さい。

時短・簡単・効果が高いを優先してます。

 

クレンジングと洗顔はセットで必要ですので、必ずどちらも行ってください。

高級クリームを使うよりも、美しい肌を目指せます。

 

洗顔初心者おすすめ製品

必ずクレンジングとセットで使用しますので、どちらも紹介します。

 

 

 

 

おまけ：洗顔しない方がきれいになる？

「洗顔しない方が肌がきれいになる」という意見を耳にすることがありますが、これは一部の人に当てはまる場合があるというだけです。

肌には、自らを保護するための皮脂膜があり、この膜が適度に保たれていることで、肌の水分保持力が向上し、外部刺激から肌を守ることができます。

しかし、洗顔をしないことで、この皮脂膜が過剰に分泌され、逆に毛穴が詰まったり、酸化して肌に悪影響を及ぼすこともあります。

特にメイクをしている人や、皮脂分泌が多い人が洗顔を怠ると、ニキビや肌荒れの原因になります。

 

まとめ

洗顔は美しい肌を保つための基本であり、日々のスキンケアで欠かせないステップです。

肌には外部の汚れ、皮脂、古い角質が蓄積し、肌トラブルの原因となります。

 

正しい洗顔を行うことで、不純物を取り除き、肌を清潔で健康な状態に保つことができます。

しかし、間違った洗顔方法や自分の肌に合わない洗顔料の使用は、肌にダメージを与えてしまいます。

肌質に合わせて洗顔料を選び、優しく丁寧に洗うことが大切です。

 

特に、敏感肌や乾燥肌の方は、刺激の少ない洗顔料を選び、洗顔後にはしっかりと保湿を行うことが必要です。

また、洗顔のタイミングや頻度も重要で、朝晩の1日2回を目安に行うのが一般的です。

洗いすぎは皮脂を奪い、逆に肌の乾燥や過剰な皮脂分泌を引き起こすことがあるため注意が必要です。

 

毎日の洗顔を見直すことで、肌の状態は確実に変わっていきます。

シンプルなステップのようでありながら、正しい洗顔を継続することの効果は絶大です。

今日から洗顔とスキンケアに少しだけ時間をかけ、自分の肌と向き合う時間を増やしてみてください。

毎日の積み重ねが、将来の美しい素肌へとつながります。

 

【初心者向け】スキンケアの選び方解説はこちら