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【開発者が解説】化粧水の重要性と正しい選び方【初心者向け】

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化粧水は人によって最適なものが変わる!化粧水の正しい選び方を解説!

「この化粧水、本当に私の肌に合ってるのかな?」

毎日のスキンケアに取り入れている化粧水。

なんとなく効果を感じられなかったりしていませんか。

肌の状態は人それぞれで、同じ人でも季節や環境の変化でコンディションが変わります。

 

化粧水選びで迷わないよう、肌タイプやライフスタイルに合わせた最適な化粧水の選び方を解説します。

自分の肌に合う化粧水を選べれば、スキンケアは劇的に良くなります。

 

化粧水の役割とは?

化粧水は、肌に水分を補給し、さらには後に続く美容液やクリームの浸透を促す重要な役割を担います。

最初のスキンケアなので、肌悩みに対する有用な成分は化粧水や美容液で取り入れることが効果的です。

「保湿+目的の成分」で選びましょう。

 

保湿

保湿は化粧水の基本的な役割の一つです。

潤いが無い状態の肌は、バリア機能が低下し、様々な肌トラブルが発生してしまいます。

 

保湿①:角質層への水分補給

化粧水の保湿成分は、肌の角質層に水分を浸透させます。(グリセリン、BG、DPGなど)

角質層が水分を保持することで、肌の乾燥を防ぎ、柔らかく滑らかな状態を維持します。

※角質層は皮膚の外側で、スポンジみたいなもの

 

角質層の役割
・スポンジのように水を保持する
・外部刺激から守るクッション
・古くなると入れ替わる(ターンオーバー)
 ➡正しく入れ替わらないとくすみとなる

 

保湿②:水分保持の強化

化粧水に含まれる保湿成分は、細胞の間にある細胞間脂質(セラミド)をサポートし、水分保持力を高めます。

長時間にわたって潤いを保つことで、肌が外部環境(乾燥や汚染)からの影響を受けにくくなります。

 

次のスキンケアステップの準備

化粧水は、次に使う美容液などのスキンケア製品の効果を高める準備ステップとして機能します。

 

準備①:肌の柔軟化

化粧水には、肌を柔らかくする柔軟成分が含まれています。
➡柔軟成分:グリセリン、BG、ヒアルロン酸など

角質層を柔らかくし、有用な成分をより吸収しやすい状態に整えます。

柔らかくなった肌は、有効成分をより効果的に吸収でき、後に使用する製品の効果を最大限に引き出します。

 

準備②:導入効果

化粧水の中には、「導入液」としての役割を持つものもあります。

成分の浸透をサポートし、肌の奥深くまで届くようにするための導入成分を含んでいます。
➡導入成分:PG、ナイアシンアミドなど

こちらの方が「柔らかくする」のイメージに近いです。

 

肌のpHバランスの調整

健康な肌のpHは弱酸性で、バリア機能の維持に重要です。

洗顔後、洗顔料のアルカリ性成分により肌のpHバランスが乱れており、化粧水には、洗顔後のアルカリ性に傾いた肌を正常なpHに戻す働きがあります。

肌が適切なpHを維持すると、外部からの刺激やバクテリアの侵入を防ぎ、肌のバリア機能を強化します。

肌が健やかでトラブルの少ない状態を保ちます。

pHと肌の関係
pHとは?
➡1が酸性、水が7、14がアルカリ性
 
肌は弱酸性(pH 4.5-6程度)が理想的です。
この範囲で肌のバリア機能が正常に働き、外部からの細菌や汚染物質に対する防御力が高まります。
pHバランスが肌に合っていないと、刺激や乾燥を引き起こす可能性があります。

 

その他の役割

引き締め効果(収れん作用)

特定の化粧水には、毛穴を引き締める作用や皮脂の分泌をコントロールする成分が含まれています。

収れん成分を含む化粧水は、毛穴を一時的に収縮させ、肌を引き締めます。
➡収れん成分:エタノール、亜鉛、ビタミンC

毛穴の目立ちを軽減し、皮脂分泌をコントロールすることで、テカリや化粧崩れを防ぐ効果があります。

 

肌の鎮静(抗炎症)

敏感肌や炎症を起こしやすい肌のための化粧水には、肌を鎮静させる成分が含まれています。

かゆみやピリピリも炎症に似た刺激です。

化粧品の成分による刺激や、日焼け後の炎症を落ち着かせることで、症状の悪化を防止します。
➡抗炎症成分:グリチルリチン酸2K、アラントインなど

 

肌悩み対策

化粧水には、目的に応じてさまざまな成分が配合されています。

美白、エイジングケア、ニキビケアなど、特定の肌悩みに対応する化粧水があります。

主な肌悩み
・ニキビ、吹き出物
・乾燥肌、かさつき
・しみ、そばかす
・シワ
・毛穴の開き
・肌のくすみ

 

【初心者向け】肌悩み別スキンケアの選び方はこちら

 

化粧水はどうして皮膚に浸透するのか?

化粧水が皮膚に浸透するしくみは、皮膚の構造と化粧水の成分・特性によるものです。

皮膚の外側のバリアである角質層を通過し、必要な成分が肌の内部に届くためには、いくつかのメカニズムが関わっています。

少し難しい内容が続きます。

 

皮膚の構造と浸透のメカニズム

皮膚は、大きく3つの層から構成されています。

  • 表皮(最も外側)
  • 真皮
  • 皮下組織

化粧水は主に表皮の角質層に水分を届けます。

角質層は角質細胞と細胞間脂質で構成され、水分が保持されていることでバリア機能を担っています。

角質細胞と細胞間脂質の隙間を通る経路?
➡角質細胞は硬いですが、その間を埋める細胞間脂質(セラミド、コレステロールなど)の隙間を通る「経細胞経路」により、化粧水の成分が角質層に浸透します。この経路は、親水性の物質(水分や保湿成分など)が通過しやすいです。

角質層の厚み
➡通常、角質層は10〜20層程度の非常に薄い層であり、水分を含む成分は比較的容易にこの層を通過できます。化粧水の成分は、角質層に留まって肌に潤いを与え、バリア機能を助けます。

 

化粧水の分子サイズ

化粧水が皮膚に浸透するためには、分子サイズが非常に重要です。

皮膚は、大きな分子の侵入を防ぐ仕組みとなってます。

小さな分子の成分は浸透しやすく、内部までしっかりと保湿をすることができます。
➡小さな分子の成分:ヒアルロン酸やグリセリンなど

 

化粧水の成分とその効果とは

販売されている商品には多くの成分が書かれていますが、化粧水の成分は大きく分けて4つに分けられます。
  • 保湿成分
  • 有用成分
  • その他

代表的な成分について解説します。

パッケージに記載されているのはほとんどが有用成分です。

 

水(精製水)

化粧水全体の80%〜90%を占めており、他の成分を溶かす為の溶媒としても配合されています。

保湿効果
➡水分そのものが肌に浸透し、表皮の角質層に水分を与え、肌を柔らかく保ちます。この水分をどうやって維持するかがスキンケアのポイントです。

溶媒の役割
➡化粧水に含まれる他の有効成分(保湿成分、美白成分など)を溶かし、肌に均一に届ける役割を果たします。

 

保湿成分

保湿成分は水分を保持し、肌を潤った状態に保ちます。

使用感が大きく異なるため、自分の肌状態にあった保湿成分を選びましょう。

 

使われるのは主に5つの成分です。

自分の肌タイプに合う1つを覚えて、メインの保湿成分となっている商品を選んでください。

成分 保湿力 使用感 刺激性 適した肌タイプ
グリセリン ★★★★★ しっとり
ベタベタ
低刺激 乾燥肌、敏感肌
BG ★★★★☆ しっとり
サラサラ
非常に低刺激 混合肌、敏感肌
DPG ★★★☆☆ さっぱり
サラサラ
低刺激 脂性肌、混合肌
ベタイン ★★★★☆ しっとり
サラサラ
非常に低刺激
植物由来(高価格)
敏感肌、乾燥肌
PEG-●●
PEGー12など
★★★★☆ しっとり
サラサラ
低刺激 混合肌、脂性肌

グリセリン
化粧水に広く使用される保湿成分で、角質層に水分を保持し、柔軟性を維持します。保湿力が非常に高いですがべたつきがあります。
おすすめ:乾燥肌、敏感肌

BG(1,3-ブチレングリコール)
グリセリンに比べてサラサラとした使用感を与える保湿成分であり、他の成分を肌に浸透させる役割も持ちます。非常に刺激が少なく、肌にもやさしいです。
おすすめ:混合肌、敏感肌

DPG(ジプロピレングリコール)
DPGは、BGやグリセリンと同様に保湿作用を持ちますが、さらっとした使用感が特徴です。保湿力は劣りますが、べたつき感がありません。他の成分の浸透を助ける役割もあります。
おすすめ:混合肌、脂性肌

ベタイン
BGと同様に保湿効果が高く、さらっと使用感が特徴です。植物由来の成分なので安心して使用できる成分ですが、価格は高くなってしまいます。
おすすめ:敏感肌、乾燥肌

PEG-●●(ポリエチレングリコール)
BGよりもさらっとしており、軽い使用感ですが保湿力もあります。他成分と合わせて保湿力とべたつき感を調整します。
おすすめ:混合肌、脂性肌

私は混合肌なのでBGやDPG、PEGを選びます。

 

有用成分

有用成分は肌悩みに対して改善を促すものが配合され、目的に合った成分を選ぶ必要があります。

主な肌悩み
・ニキビ、吹き出物
・乾燥肌、かさつき
・しみ、そばかす
・シワ
・毛穴の開き
・肌のくすみ

 

各肌悩みの詳細な対策成分は、こちらのページで解説しています。

 

今回は私の中で回答案を出しておきます。

肌悩み おすすめ成分 効果
ニキビ、吹き出物 アラントイン
サリチル酸
アラントインはできたニキビを鎮静させる抗炎症効果。
サリチル酸は毛穴のつまりを改善しニキビを予防。
乾燥肌、かさつき セラミド 肌のバリア機能を高め、保湿成分の効果を高める。
しみ、そばかす ビタミンC誘導体
ナイアシンアミド
メラニンの生成を抑制し、肌のトーンを均一にします。
シワ レチノール
ナイアシンアミド
コラーゲンの生成を促進し、肌の弾力を高め、シワを目立たなくします。
毛穴の開き AHA 古い角質を除去し、毛穴を引き締める。
刺激がでた場合はすぐに使用を中止してください。
肌のくすみ ビタミンC誘導体 メラニンの生成を抑制し、肌のトーンを均一にします。

 

他に植物エキスも有用成分に含まれますが、種類が多く、効果も様々なので解説しきれません。

保湿や抗炎症、抗酸化の効果があるものが多いです。

 

その他成分

その他の成分は主に製品を安定性させる為に配合されています。

  • エタノール(清涼感、収れん)
  • 防腐剤
  • pH調整成剤
  • 増粘剤
  • 乳化成分
  • 香料、着色

 

初心者の間は保湿成分や有用成分ほど気にする部分ではありません。

ただし、エタノールはさらっとした化粧水に配合されますが、刺激がある成分なので注意してください。

 

化粧水を使わないデメリット

化粧水を使わないと、肌の乾燥やバリア機能の低下、美容成分の浸透不足、毛穴トラブル、老化の進行など、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。

化粧水は、肌を美しい状態に保つために必要で、肌タイプや季節に応じて正しいものを選ぶことが大切です。

 

①洗顔後の肌乾燥

洗顔後に化粧水を使わないと、肌が乾燥します。

洗顔は汚れや余分な皮脂を除去する一方で、必要な水分や天然の保湿因子も流れてしまいます。

水分と皮脂が無くなることでバリア機能が弱くなっており、化粧水で水分を補給する必要があります。

 

②肌のバリア機能の低下

化粧水は、肌のバリア機能をサポートする役割も果たします。

化粧水を使わないと角質層の水分が不足し、本来の力を発揮できずに肌のバリア機能が弱まってしまいます。

バリア機能が低下すると、紫外線、乾燥などの刺激を受けやすくなり、敏感肌や炎症、赤みが出やすくなります。

 

③肌のごわつき・柔軟性の低下

化粧水で十分な水分を補給しないと、角質層が硬くなり肌の柔軟性が低下します。

角質層が固くなると肌の表面がごわつき、化粧のノリが悪くなったり、くすんで見えてしまいます。

肌のキメが荒くなり、触ったときに滑らかさが失われるため、老けて見える原因となります。

 

④美容成分の効果が低減

化粧水を使わないと、その後に使用する美容液やクリームの浸透力が低下します。

どんなに高級な美容液を使っても、肌に浸透していなければ美容効果が十分に発揮されません。

 

時間がないからいって、クリームだけでスキンケアを完了することはNGです。

特に肌老化に悩んでいてエイジングケアを行っている場合、有効成分が肌に効果的に届かず改善されません。

 

⑤皮脂の過剰分泌やテカリ

肌に水分が不足すると、水分を保持するために、皮脂を分泌する作用があります。

過剰な皮脂の分泌は肌がベタつき、Tゾーンなどのテカリが目立つようになります。

 

さらに、毛穴の詰まりやニキビ、吹き出物の原因となってしまうので注意してください。

しっかりと洗顔をしているのにニキビが継続してできる人は、スキンケア方法が間違っている可能性があります。

 

⑥老化の進行が早まる

化粧水での保湿ケアを怠ると肌の乾燥が進行し、肌の弾力が無くなるため老化現象が現れやすくなります。

また、肌のターンオーバー(新陳代謝)も遅くなり、シワやしみと共に老化が加速します。

 

自分に合った化粧水の選び方

自分に合った化粧水を選ぶ際には、肌タイプや特定の肌の悩みに応じて選ぶことが重要です。

また、使用してみて違和感があるものは継続して使用せず、自分に合ったものを探し続けることが大切です。

 

①肌タイプに基づく選び方

まずは自分の肌タイプにあった化粧水を選ぶことから初めてください。

成分表示の2番目に来る成分が、自分の肌タイプに合うものを選んでください。
※例:水、グリセリン ➡ 乾燥肌向け

肌タイプ 保湿成分 適した化粧水の特徴
普通肌 BG
DPG
PEG-●●
バランスを保つために軽めで保湿力のあるもの
乾燥肌 グリセリン
ベタイン
高保湿力で肌にしっとり感を与えるもの
脂性肌 DPG
PEGー●●
さっぱりとしたテクスチャーで皮脂コントロールができるもの
混合肌 BG
DPG
部分的に異なる肌質に対応できるバランスの取れたもの
敏感肌 BG
ベタイン
刺激の少ない低刺激で優しい保湿力のあるもの

 

②肌の悩みに応じた選び方

肌タイプで保湿成分の目安を付けた後は、自分の肌悩みに応じて成分が入ったものを選びます。

余計な成分はかえって肌状態を悪化させる場合があるため、正しい成分を選べるようになりましょう。

 

少し前にも書きましたが、私のおすすめ成分はこちらです。

肌悩み おすすめ成分 効果
ニキビ、吹き出物 アラントイン
サリチル酸
アラントインはできたニキビを鎮静させる抗炎症効果。
サリチル酸は毛穴のつまりを改善しニキビを予防。
乾燥肌、かさつき セラミド 肌のバリア機能を高め、保湿成分の効果を高める。
しみ、そばかす ビタミンC誘導体
ナイアシンアミド
メラニンの生成を抑制し、肌のトーンを均一にします。
シワ レチノール
ナイアシンアミド
コラーゲンの生成を促進し、肌の弾力を高め、シワを目立たなくします。
毛穴の開き AHA 古い角質を除去し、毛穴を引き締める。
刺激がでた場合はすぐに使用を中止してください。
肌のくすみ ビタミンC誘導体 メラニンの生成を抑制し、肌のトーンを均一にします。

 

各肌悩みの詳細な対策成分は、こちらのページで解説しています。

 

③季節や環境に基づく選び方

意外と忘れてしまう選び方として、季節に応じた商品選びがあります。

1年中同じ化粧水やクリームを使用していませんか?

夏と冬では選ぶ化粧水も異なります。

夏:紫外線の影響が大きく、湿度が高い。
➡炎症を防ぐ成分が配合されていて、さっぱりした化粧水を選ぶ。

冬:湿度が低く、暖房でさらに乾燥する。
➡普段よりも保湿力の高い化粧水を選ぶ。

 

化粧水の正しい使い方(効果的に使うコツ)

化粧水は、クレンジングや洗顔の直後に使用します。

クレンジングや洗顔で肌の表面の汚れや油分を取り除いた後、清潔な状態で化粧水を塗布することで、その成分がより効果的に浸透します。

肌のpHバランスが整えられ、さらに次のスキンケアが浸透しやすくなります​。

 

化粧水を使うタイミングと順番

スキンケアの大まかな流れは、
洗浄➡保湿➡UV対策 となります。

スキンケアは正しい順序で行うことで、効果が高まります。

間違ったスキンケアは肌トラブルの原因となりますので、しっかりと手順を守ってください。

スキンケアの種類と順序
①クレンジング
②洗顔
③化粧水
④乳液
⑤クリーム
⑥UVケア

これを朝と夜の2回行ってください。

 

【初心者向け】それぞれの役割解説はこちら

 

化粧水の使い方

洗顔が終わったら1分以内に化粧水をつけましょう。

洗顔で皮脂を落とした肌は、どんどん水分が失われていく状態です。

 

さらに化粧水を使用した後は、肌がまだ湿っている間に次のスキンケアをしましょう。

化粧水の導入効果で、成分が浸透しやすくなります。

 

手で化粧水をつける場合

手でつけるメリットは、手のぬくもりで肌への浸透が良くなることです。

また、コットンでつけるよりも化粧水の使用量が少ないため、コスパ良く化粧水が使えます。

手でつける使い方
①手に化粧水を取る: 手のひらに適量(約500円玉大)を取る。
②温める: 化粧水を手のひらで軽く温めることで、肌に浸透しやすくなります。
③やさしく押し込む: 手のひらを使って顔全体を包み込むように押し当て、肌に化粧水をやさしく押し込むようにしてなじませる。

おすすめ肌タイプ:乾燥肌、敏感肌

保湿力を高める使い方です。

 

コットンで化粧水をつける場合

コットンを使用するメリットは、より均一に化粧水を肌に塗布しやすくなることです。

さらに、角質や汚れを軽く拭き取る効果もあります。

コットンでつける使い方
①コットンに化粧水を浸す: コットン全体が湿るまで、化粧水をたっぷりと染み込ませる。
 ➡少量だと摩擦が肌に負担をかけてしまう。
②優しく拭き取るように使用: 顔全体を、外側に向かって優しく滑らせるようにコットンで拭き取る。
③Tゾーンや鼻の周りは重点的に: 特に皮脂や毛穴の詰まりが気になる部分は、軽く押さえるようにして丁寧に塗布します。

おすすめ肌タイプ:脂性肌、毛穴ケア

こすれて刺激にならないよう注意してください。

 

化粧水の後にやるべきこと

化粧水を使用した後は、肌を美しい状態に保つため、必ず次のスキンケアを行ってください。

いくつもステップがあり時間がないかもしれませんが、将来大きな差となって見た目が変わってきます。

 

乳液やクリームをつかう

化粧水を使った後は、肌に水分が補給されている状態です。

しかし、化粧水だけでは肌の水分を長時間保持できないため、肌に水分を閉じ込めることが重要です。

水分を閉じ込める為には油分が必要ですので、乳液やクリームを使います。

 

乳液は軽めの油分を含み、クリームはよりリッチな保湿効果がありますので、肌質や季節に応じて選びましょう。

初心者は「夏はクリーム」のみ、冬は「乳液+クリームの」使い方がおすすめです。

 

紫外線対策(UVケア)を行う

日中は紫外線対策を忘れずに行いましょう。

日焼け止めを使用することで、肌を守り、トラブルを未然に防ぐことができます。

化粧水でシミやしわを改善することも大切ですが、紫外線対策を行い、肌トラブルを防ぐことも重要です。

 

【初心者向け】紫外線対策の解説はこちら

 

化粧水の注意点

化粧水を使用する際に、効果を最大限に引き出すためにいくつかの注意点があります。

今までの説明と重複しますが、大切なことなので再度説明しておきます。

 

肌タイプに合った化粧水を選ぶ

化粧水にはさまざまな種類があり、肌タイプに合わないものを使うと逆効果になることがあります。

成分表示の2番目に来る成分が、自分の肌タイプに合うものを選んでください。
※例:水、グリセリン ➡ 乾燥肌向け

肌タイプ 保湿成分 適した化粧水の特徴
普通肌 BG
DPG
PEG-●●
バランスを保つために軽めで保湿力のあるもの
乾燥肌 グリセリン
ベタイン
高保湿力で肌にしっとり感を与えるもの
脂性肌 DPG
PEGー●●
さっぱりとしたテクスチャーで皮脂コントロールができるもの
混合肌 BG
DPG
部分的に異なる肌質に対応できるバランスの取れたもの
敏感肌 BG
ベタイン
刺激の少ない低刺激で優しい保湿力のあるもの

 

使用量に注意する

少量すぎると肌全体に十分な効果を与えることができません。

一方で、多すぎると肌がべたつく原因になり、次に使う美容液やクリームの吸収を妨げる可能性があります。

適量は、化粧水によって異なりますが、通常は500円玉大ほどを目安にします。

 

強い摩擦を避ける

コットンを使う場合、強くこすりすぎると肌を傷める可能性があります。

特に敏感肌の方は、コットンの摩擦が刺激となる場合があるため、優しく滑らせるように使用しましょう。

手で使う場合も、叩き込むのではなく、やさしく押し込むように浸透させてください。

手で使う:乾燥肌、敏感肌
コットンを使う:脂性肌、毛穴ケア

 

適切な保存方法

化粧水の成分は外的要因に弱いため、直射日光を避け、涼しい場所に保管してください。

特にビタミンCやレチノールが含まれている化粧水は光や高温に弱く、劣化が早くなる可能性があります。

目安は1か月で使い切るくらいのものが良いです。

まれに聞いてびっくりするのですが、使用後に蓋はしっかりと閉めてください。

 

化粧水だけでは不十分

化粧水は肌に水分を与える重要なスキンケアですが、長時間の水分保持はできません。

乳液やクリームで保湿をし、水分が逃げないようにする必要があります。

また、肌トラブルを予防するためにUVケアも必ずしてください。

 

季節や環境に応じた使い分け

季節や環境によって肌の状態が変わるため、同じ化粧水を1年中使用するのは効果的ではありません。

夏:紫外線の影響が大きく、湿度が高い。
➡炎症を防ぐ成分が配合されていて、さっぱりした化粧水を選ぶ。

冬:湿度が低く、暖房でさらに乾燥する。
➡普段よりも保湿力の高い化粧水を選ぶ。

 

おまけ:グリセリンフリーとは?

最近グリセリンフリーという言葉を良く聞きます。

グリセリンフリー化粧品とは、製品の成分にグリセリンが含まれていない化粧品のことを指します。

どういったことがメリットとして紹介されているのか解説します。

 

肌のトラブルを軽減

グリセリンは多くの化粧品で一般的に使われる保湿成分ですが、一部の人には刺激となることがあります。

グリセリンによる赤み、かゆみ、または炎症を避けたい人にとって、肌トラブルを防止できます。

かなりレアケースであり、避けれるのであれば避けても良いという程度ですかね。

 

脂性肌やニキビ肌に適している

グリセリンは保湿力が高い一方で、オイリー肌やニキビ肌には重すぎる場合があります。

皮脂の過剰分泌を抑えることができるため、毛穴の詰まりやニキビの発生リスクを減らします。

肌タイプ別に保湿成分を選べば、グリセリンが不要な人がいるとわかりますね。

 

初心者おすすめの化粧水

初心者

化粧水の使い方【初心者向け】

化粧水の使い方は朝も夜も共通で問題ありません。

初心者は私のおすすめの使い方で、自分の肌に合った化粧水をつけてみてください。

スキンケアの種類と順序
①クレンジング
②洗顔
③化粧水
④クリーム
外出前:UVケア

男性でもクレンジングから始めると効果が高いのでおすすめです。

 

おすすめ商品2選【初心者向け】

・これだけでも保湿力が高く、持続性がある。
・医薬部外成分として、ナイアシンアミド配合。
・フリー成分が多く、敏感肌におすすめ。

 

・ヒアルロン酸配合で保湿力が高く、持続性がある。
・医薬部外成分として、ナイアシンアミド配合。
・保湿と同時にシワケアもできる。

 

まとめ

化粧水は美しい肌を保つための基本であり、日々のスキンケアで欠かせないステップです。

化粧水とクリームでは役割が異なるため、どちらも使う必要があります。

 

正しく化粧水をつかうことで、美しい肌を育てることができます。

しかし、間違った使い方や自分の肌に合わない化粧水の使用は、肌トラブルの原因となります。

肌質に合わせて化粧水を選び、季節や環境によっても使い分けることが重要です。

 

毎日のスキンケアを見直すことで、肌の状態は確実に変わっていきます。

シンプルなステップのようでありながら、正しいスキンケアを継続すると劇的に変化があります。

今日からスキンケアに少しだけ時間をかけて、自分の肌と向き合う時間を増やしてみて下さい。

毎日の積み重ねが、将来の美しい素肌へとつながります。

 

【初心者向け】スキンケアの選び方解説はこちら