キュレル 潤浸保湿 フェイスクリームは抗炎症作用が厚生労働省に認められた、医薬部外品の保湿クリームです。
「敏感肌で悩んでいる」
「繰り返し肌荒れがおきる」
そんな人にオススメしたい「キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム」を解説していきます。
化粧品開発者の目線で、成分を中心に解析していきますので、あなたの肌に適切なのか確認しましょう。
成分から見るキュレル フェイスクリームの効果
開発者の目線で「成分」から、キュレル フェイスクリームの効果を解説していきます。
キュレル フェイスクリームのおすすめポイントは以下の3つです。
- セラミド機能成分でバリア機能をサポート
- 長時間の保湿ができる
- 炎症を抑えて肌荒れを予防
1. セラミド機能成分でバリア機能をサポート
キュレルシリーズ共通の特徴としてセラミドケアがあります。
セラミドは肌の角質層で水分を保持し、外部刺激から肌を守る「バリア機能」を支える脂質です。
花王公式の表現では「セラミド機能成分」となっており、実際には疑似セラミド(合成セラミド)が配合されています。
疑似セラミドは安価なため、配合量を増やすことができます。
天然セラミド | 疑似セラミド | |
成分の由来 | 動物由来(牛や豚など) | 化学的に合成 |
安定性 | 酸化しやすい | 安定性が高い |
コスト | 高価 | 比較的安価 |
保湿力 | 優れた水分保持能力 | 天然に近い保湿力 |
浸透性 | 肌内部に馴染みやすい | 天然に近い浸透性 |
アレルギー | 天然由来成分が原因で 稀にアレルギー反応がある |
合成成分のため、 アレルギーリスクは低い |
2. 長時間の保湿効果で乾燥を防ぐ
グリセリンやスクワランが配合されており、高い保湿力があります。
グリセリンは非常に高い保湿力のある成分で、高保湿スキンケアには欠かせない成分です。
スクワランは皮脂の主要成分の一つで、皮膚バリアの一環として水分を保持し、外部刺激から肌を守ります。
さらにトリシロキサン、ジメチコンといったシリコーンが配合されています。
どちらも肌表面に薄い膜を張ることで保湿力を持続させ、肌ツヤを高める効果もあります。
化粧水や肌の水分を逃がさないことで、長時間の保湿を可能にしています。
3. 肌の炎症を抑える有効成分で肌荒れ予防
キュレル フェイスクリームにはアラントインが有効成分として配合されており、肌の炎症を抑え、肌荒れを防ぐ効果があります。
さらにアラントインは同じ炎症を抑える成分である、グリチルリチン酸2Kよりも安全性が高く低刺激です。
継続的に使用するためにもうれしいですね。
肌の炎症はニキビの原因となり、発生後のニキビの悪化をさせる要因にもなります。
敏感肌や乾燥肌は炎症が起こりやすい肌状態の為、アラントインによる抗炎症効果が非常に有効です。
キュレル 潤浸保湿 フェイスクリームの口コミ
5年以上は使っているが、基本は常にコレ。嫌なべたつきや使いにくさが無いので毎日のルーティンとして使う。乾燥しているときはしっかりと保湿したいので別のものを使っている。
クリームとしては高いと思わない。
ニオイはなかった。
年齢:30代
肌タイプ:乾燥肌
脂性肌なのでクリームは苦手ですが、このクリームはべたつきが少なく使いやすいです。1ヶ月使うとニキビや肌荒れが減ったような気がします。
アルコールフリーで刺激は全く感じませんでした。
年齢:20代
肌タイプ:脂性肌
年中敏感肌です。刺激は無く保湿もたっぷりされてます。中身が少ないので少し高いかな?
このクリームを塗り忘れると肌に赤みが出てしまうので必須です!
年齢:20代
肌タイプ:敏感肌
キュレル フェイスクリーム3つのメリット
開発者の目線で、キュレル フェイスクリーム3つのメリットを解説していきます。
- アレルギーテスト済みで敏感肌にうれしい
- 高保湿でもベタつかない
- W/O処方で保湿持続とバリア効果が高い
1. アレルギーテスト済みで敏感肌にも安心
敏感肌用として設計されているため、アレルギーテストやパッチテストをクリアしています。
無香料・無着色・アルコールフリーの設計となっており、肌への刺激となりやすい成分が排除されています。
敏感肌の人でも安心して、毎日継続して使えるクリームとなっています。
防腐剤にパラベンに使用されていることだけが残念です。
パラベンは化粧品配合の歴史が長く、重大な問題が発生する成分ではないですが、さらに低刺激なフェノキシエタノールという成分があります。
2. 高保湿でもベタつかない
キュレルフェイスクリームは、こっくりとしたクリーム状でありながら、伸びがよく肌に軽くなじみます。
油性成分としてスクワランとジメチコンが配合されており、べたつき感が少なく、しっとり感を保ちながらもさらっとした使用感となっています。
さらっとしているので、朝のスキンケア後もすぐにメイクがしやい点もメリットです。
3. W/O処方で保湿持続力とバリア効果が高い
覚える必要はありませんが、キュレルフェイスクリームはW/Oという方法で作られている珍しいクリームです。
塗った後に水をかけても混ざらずに水をはじく様であればW/O処方のクリームです。
W/O処方は油の中に水分を閉じ込める構造により、クリームを塗布すると肌表面に油分の膜が形成されます。
通常のクリームよりも肌からの水分蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を守るバリア機能が高いことが特徴です。
私はこの使用感が好きでずっと使っています。
キュレル フェイスクリーム3つのデメリット
開発者の目線で、キュレル フェイスクリーム3つのデメリットを解説していきます。
- 価格が高い
- クリームだけでは完結しない
- 肌悩みに特化していない
1. 価格が高い
キュレルフェイスクリームは2500円で販売されていますが、40gと量が少なくコスパが良いとは言えません。
スキンケア全般に言えることですが、継続して使うことが重要です。
継続するためにも値段は重要なポイントだと考えます。
いつも3個セットで安く購入してます。
2. クリームだけではスキンケアは終わらない
キュレルフェイスクリームは保湿力が高いクリームですが、化粧水を必ず使ってください。
クリームは水分を長時間保持し、肌のバリア機能を補助することが目的です。
化粧水で補給した水分を閉じ込めてください。
外出時は紫外線対策も必要です。
3. 肌悩みに特化していない
キュレルフェイスクリームはクリームとしては非常に優秀ですが、ニキビや美白、シワなどに特化した商品ではありません。
しかし、クリームとしては他に良いものを探すのが難しいほど優秀です。
そこでニキビや美白、シワなどの肌悩みには化粧水や美容液で取り入れることをオススメします。
①【美白】化粧水
②【シワ改善】美容液
③【抗炎症】キュレルフェイスクリーム
おすすめ肌タイプ
キュレルフェイスクリームのおすすめ肌タイプは以下の人です。
- 普通肌
- 脂性肌
- 混合肌
- 敏感肌
低刺激な成分を中心につくられており、敏感肌に非常におすすめです。
ニキビや炎症による肌荒れの多い、脂性肌にもおすすめです。
私は混合肌ですが、朝にキュレルフェイスクリームを使用しています。
肌タイプの診断法方はこちらで解説
他のシリーズと違いを比較
製品名 | 主要成分 | 効果 | テクスチャー | 容量 | 価格 |
潤浸保湿 フェイスクリーム |
セラミド機能成分 アラントイン |
肌荒れを防ぎ、 バリア機能を強化 |
リッチでコクがあり、 べたつかない |
40g | 約2,500円 |
シミ・ソバカス 予防ケアクリーム |
セラミド機能成分 カモミラET |
メラニン生成を抑え、 シミ・ソバカスを防ぐ |
軽やかでしっとり | 40g | 約3,000円 |
エイジングケア フェイスジェルクリーム |
セラミド機能成分 アラントイン |
肌荒れを防ぎ、 バリア機能を強化 |
みずみずしいジェル | 40g | 約3,000円 |
キュレルフェイスクリームは3種類が販売されており、それぞれ以上の表で比較してみました。
価格は通常の潤浸保湿フェイスクリームが安く、その他2種は同価格でした。
シミ・ソバカス予防ケアクリームには美白の成分が配合されており、シミが気になる方はこちらを選んでも良いですね。
ニキビや肌荒れが気になる人は潤浸保湿フェイスクリームを選びましょう。
エイジングケアフェイスジェルクリームは価格が高いのですが、私は潤浸保湿フェイスクリームが良い商品だと思います。
迷ったら通常の潤浸保湿フェイスクリームを選んでください。
内容が非常に難しいですが「すみしょう」さんが比較されていました。
キュレル フェイスクリームの正しい使い方
スキンケアの大まかな流れは、
洗浄➡保湿➡UV対策 となります。
スキンケアは正しい順序で行うことで、効果が高まります。
間違ったスキンケアは肌トラブルの原因となりますので、しっかりと手順を守ってください。
- クレンジング
- 洗顔
- 化粧水
- クリーム
- UVケア
クリームは化粧水をつけた後、湿っている状態の肌へすぐに使用してください。
化粧水は油分が少ないため、つけた直後から水分が失われていきます。
また、肌が湿っている状態でクリームを使うと、化粧水の導入効果で成分が浸透しやすくなります。
クリームの選び方と使い方はこちらで解説
キュレル 潤浸保湿 フェイスクリームの商品情報
商品名 | |
メーカー | |
カテゴリー | クリーム |
容量 |
40g(約1か月分)
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価格 |
約2500円(税込)
|
主要成分 | ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド アラントイン |
特徴 |
抗炎症効果
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対応肌質 |
普通肌、乾燥肌、脂性肌、混合肌、敏感肌
|
使用頻度 |
毎日使用可能(朝晩推奨)
|
香り | なし |
全成分 | 【有効成分】 アラントイン 【その他の成分】 水、グリセリン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、 トリシロキサン、ジメチコン、α-オレフィンオリゴマー、 POE・ジメチコン共重合体、ユーカリエキス、硫酸Mg、 BG、イソステアリルグリセリルエーテル、コハク酸、 水酸化ナトリウム液、パラベン |
まとめ:キュレル フェイスクリームは肌を正常に整えるクリーム
キュレル フェイスクリームは基本のクリームといっても良い商品です。
刺激が最小限に抑えられており、過剰な保湿力もありません。
べたつきが少なく、つけた感触が苦手な人が少ないと思います。
自分にあうクリームが見つからない人は、一度試してみてください。
毎日の丁寧なスキンケアが、将来の大きな差になってきます。
今日からスキンケアにいつもより時間をかけ、自分の肌と向き合う時間を増やしてみてください。
【初心者向け】スキンケアの選び方解説はこちら